京都市動物園での昆虫イベントe

クワガタ、カブトムシ 標本を作る|素人のための標本修復 教室

■「想い出のクワガタ、カブトムシ」キレイに標本にして残してあげたい

子供と一緒に楽しく飼育した、「想い出のクワガタ、カブトムシ」
キレイに標本にして残してあげたいけど、
標本を作るのは素人では難しそう!どうしたらいいの?

夏休み親子で大切に飼育していた、クワガタ、ガブトムシ、
長く生きでも秋になると寿命が来て死んでしまいます。

 

■素人の皆さんが標本を作るのを諦める原因は何ですか!!

クワガタ、カブトムシが死んだことに気づかず
湿気の多い飼育ケースに数日入れたままにしておくと、
体液(茶色)が出て腐って、乾燥させてもバラバラになり、
仕方なく捨てることになります、そのような経験ありませんか?…

しかし、大丈夫です!!素人でも簡単に修復して、大切に育てた
クワガタ、カブトムシを楽しくキレイに標 本作製が出来る方法をご紹介します。

 

目次( はじめに) 

1.標本修復準備の流れ

2.取れた足を修復する方法

3.バラバラになった標本(画像 参考例)

3-1 クワガタの修復方法

3-2 カブトムシの修復方法

4.修復した後、次にやるべきこと

5.まとめ

1.標本修復準備の流れ

①標本は死んで、十分乾燥させたもの(2ヶ月以上)を使います、お湯を使い柔らかくします。

直接お湯に入れるとバラバラになることがあるので、落としフタを置き、タッパーの底にお湯(80℃以上)のお湯注ぎ入れる。

蒸し器の原理で水蒸気を使い柔らかくする方法だと標本がバラバラになりにくいです。

時間は、30分から1時間ほど、その都度標本の足などが動くまで柔らかさの程度を確認します。

②標本が柔らかくなったのを確認してタッパーから取り出します。

この時点で、腐ってモロクなっている箇所は取れてしまいます。

水蒸気で熱くなった標本は、30分ほど、冷やしてから、タッパーから取り出します。

取れた足や符節(虫の関節部)は、ピンセットで取り、乾いたテッシュの上に置きます、そのさい、小さな容器などに入れて後から分かるようにしておくと紛失しません。

③標本の水分を拭き取り、標本の汚れを取るクリーニングします。

テッシュの上に置くだけでも水分は取れて行きます、標本全体テッシュを押し当てて行き水分を取り除きます。

 

汚れは、柔らかい微毛のブラシで取り除きます(粗目のブラシは標本の毛が取れ、標本にキズが入る)、汚れも水蒸気で浮かび上がり、取れやすくなっています。

 

2.取れた足を修復する方法

①大切に寿命が来るまで飼育した、クワガタ、カブトムシは、通常全ての足が揃ってない場合がほとんどです。

生きている時に既に足が取れてしまった場合は、取れた足を探し保管する方法と同じ種類の同じくらいのサイズの個体(足以外が重度の破損をしている)から取り標本を修正することが出来る。
同じく腐って取れてしまいそうな足も取り外し、部品として水性ボンドで固定し

②水性ボンドで取れた足を接着して固定する方法

市販の水性ボンドを使用します。

1.取れた足は接着面両方にボンドを付けます
昆虫針などを「くの字」に曲げて先にボンドを付け
標本の足に適量付ける方法が、ボンドを多く付けないコツです。

2.標本は裏返しにして、足の高さに合わせた
クッション材を使い虫ピンで仮 固定します。

3.ボンドは白いですが、12時間ほどで接着面が
透明になり、接着部はほとんどわかりません。

3.バラバラになった標本、どの程度ものが修復できるの?(画像 参考例)

死んでスグにテッシュで丸めて保管しないと腐ってしまいます
ここでは、どの程度のバラバラの標本が修復できるのか
画像で参考例を紹介します。

①.「修正前」スマトラオオヒラタ オス96mm 重度のバラバラ状態

①.「修正後」頭部、胸部、腹部 を接合した状態

 

②.「修正前」ヘラクレスオオカブト オス142mm 重度のバラバラ状態

②.「修正後」頭部、胸部、腹部 を接合した状態

-1.クワガタの修復方法

修復に必要なアイテムを紹介します。

1.左から「木部補修剤」バラバラの標本を接続するパテとして使用します。

2.真ん中「接続補強木」竹ひごでもOKです、標本を接続する、芯となる補強に使用します。

3.右が「木工水性ボンド」バテを更に接着するのに使用します。
※全て100均で揃えることが出来ます。

死んで直ぐにティシュペーパー等で包んで乾燥が遅れると腐って
その後乾燥させてもバラバラになります。
大型のスマトラオオヒラタ オス 貴重な大型96mm
バラバラですが捨てるには、もったいないので修復します。

①クワガタの標本を修復する方法を、下記手順に従って説明します。

手順1バラバラ標本を並べる(頭、胸、腹)

手順2 頭部にパテを充填する。

手順3 胸部にもパテを充填する。

手順4 補強木を頭部に刺しボンドで接着する。

手順5 頭部と胸部を接合します。クリップで止め30分~1時間放置する。

手順6 腹部にパテを充填する。

手順7 腹部を補強木刺しボンドで接着します、1日放置すると各部が接着接合され固まります、これでバラバラ標本の修復完成です。

手順8 全てが接合され完成です。

-2.カブトムシの修復方法

ヘラクレスオオカブト オス 大型142mm バラバラですが
今年羽化した新成虫です、8月に死に、
5日ほど放置して腐ってしまいました。

しかし、新成虫ですのでキズもなく、
微毛も劣化なくキレイに揃い美形個体です。

②カブトムシの標本を修復する方法を、下記手順に従って説明します。

手順1 バラバラ標本を並べる(頭、胸、腹)

手順2 胸部にパテを充填する。

手順3 複部にボンドを充填補強木に刺す。

手順4 複部と胸部をボンドで接合する。

手順5 頭部にパテを充填する。

手順6 全てが接合され完成です、1日放置すると各部が接着接合され固まります、これでバラバラ標本の修復完成です。

4.修復した後、次にやるべきこと

これでバラバラの標本がしっかりと、固まりました
次の工程は、通常の標本作製と同じように、
色んな形の標本を作製することが出来ます。

【通常の標本作製】

バラバラのギラファノコギリ オス112mm

キレイに通常の標本に加工することが出来ました。

【ジオラマ風標本作製】

今回の標本教室で取り上げたバラバラの標本をジオラマ風標本に加工製作しました。

このように生き生きと今にも動き出すかのようなリアルなジオラマ風標本が出来上がりました。

5.まとめ

皆さま、最後までお読み頂き、ありがとうございました。

「クワガタ、カブトムシ 標本を作る|素人修復 教室」いかがでしたか、

オオクワ京都昆虫館では、独自に蓄積した標本作製の

ノウハウ(技術)の一部を公開しています。

もっと詳しく知りたいと、ご希望の皆さま、

下記の知りたい-項目をクリックして該当箇所へ「リンク」してくださいね~

 

1.超簡単標本を作る(市販品 標本作成セット)

1-1・フジコン 標本LABO かんたん標本セット(1-2匹用)

1-2・マルカン はじめての簡単昆虫標本セット(大型外国産昆虫対応)

 

2.標本作成必要品(代品)を100均で揃える。

2-1 展翅用虫ピン(ピン 展翅台 テープ)

2-2 標本箱(ケース 厚紙 ホワイトクッション 固定金具 ネジ)

2-3 標本ラベル(コルク 用紙)

 

3.硬化した標本を軟化するには。

3-1 お湯を使った軟化方法

3-2 軟化溶液の選び方

3-3 軟化溶液(代替)切手剥がし液を使う

 

4.平面標本の作成のコツ

4-1 軟化後すぐにやるべきこと

4-1 展翅の効果的な作業の流れ

4-3 取れしまった部位を接着するテクニック

4-4 短時間に乾燥させる方法

4-5 標本箱に固定する

 

5.平面標本飛翔(羽を広げる)プロのテクニック

5-1 専用展翅台を作る

5-2 軟化液の浸透方法使い方

5-3 透明下羽を広げる治具類

5-4 羽を広げる注意点と手順

5-8 マニュキアを使った羽の固定方法

5-9 乾燥方法と目安

5-10 標本箱に見栄え良く固定する

5-11 お部屋に飾る(ディスプレイ)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

seven − six =

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください