インドクルビデンスオオクワ加工前標本2

加工前標本 死んで即処置する重要性及び注意点

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死んで標本を腐らせない加工前標本 死んだ後の保管方法 

標本加工は十分乾燥して固まった状態にするとで、スムーズに加工を行うことができます。

死んで時間が経過して、放置して腐らすことなく、更には標本を食べる害虫の侵入を防止させることが重要です。

子供さんと一緒に飼育していたお母さんがクワガタ、カブトムシが死んで見るのが怖くて飼育ケースに入れっぱなし!ということをよく聞きます。

特に密閉した飼育ケースにそのままにして、どうしていいか判らず、放置している方が多いようです。

夏など気温が高く、湿気の多い季節は、2-3日でクワガタ、カブトムシが死んで腐って黒い体液が出てしまいます。そうなると手遅れです。

大切なクワガタ、カブトムシを綺麗な標本にするためにも。このページの説明内容を元に手順を沿って、死んで即、正しい保管方法で管理してください。

◎ 以下に示す手順で加工前標本を保管管理してください。

1.死んですぐにテッシュペーパーで隙間なく包んでください。死んだ虫を乾燥させることで、害虫の侵入を防御します。

テッシュペーパーで死んだクワガタを隙間なく包む

▶コーカサスオオカブト加工前標本保管①

2.湿気のない風通しの 良い場所で1ヶ月以上自然乾燥させてください。足やヒゲ等が取れた場合一緒に入れてください。

湿気のない風通しが 良い場所で1週間ほど自然乾燥させてください

▶ティッシュに包んでまとめて保管②

3.個別に保管する場合乾燥剤と防虫剤を一緒にテッシュペーパーに死んですぐに隙間なく包んでください。

標本の保管方法1

▶加工前標本を保存する。乾燥剤と防虫剤は必須③

4.死んで即、実施することがポイントです。これを怠ると腐ったり、標本に害虫が付いてしまいます。

標本の保管方法2

▶死んで即実施することが重要なポイント④

5.テープでぐるりと全体を巻き、何の虫か名前や種類と日付を依頼者名を書き込みます。

標本の保管方法3

▶テープに加工前標本の情報を記入⑤

6.保管するケースは絶対に密閉させないでください、1ヶ月以上自然乾燥させます。

標本の保管方法4

▶通気性の良いケースでの保管がポイント⑥

◎ まとめ

標本をキレイに作製するのは、死んだ後の処理がとても重要です。

キレイな形で保管管理することで、とても良い状態で乾燥させることが出来ます。

皆さんも死んで放置せずに、即、標本のために正しい処理をしてください。

それにより、思い出のクワガタ、カブトムシが末永く標本として鑑賞することが出来ます。