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長年の標本製作ノウハウ・技術を取り入れたジオラマ標本
・昆虫イベント用のジオラマ標本は独自の技術で付加価値の高い工芸品的位置付けで製作しています。
昆虫イベント等へ出展及び販売を行っています。
昆虫イベントは創業時から経験を蓄積しており、展示に必要なその他の昆虫イベントアイテムなどイベント会場へ集客するためのノウハウは豊富にあります。
・ジオラマ標本の土台は独自に木工加工して作り上げたオリジナル品であり、プラスチック透明ケースも製造元から直接仕入れています。
透明ケースは土台にピッタリと取り付けられ勘合する構造になっています。
・昆虫イベントで生きているクワガタ、かぶとむしを展示すると昆虫ゼリーにコバエなどが飛んで来て、近くに飲食場があると衛生上良くありません。
またイベント開催中エサやりはもちろん、外国産のかぶとむしなどは温度管理がとても難しく開催中に死んでしまうリスクもあります。
しかし「生きているかのように今にも動き出すかのごとく」製作しているジオラマ標本は世話をする必要がありません。
そのような標本を取り扱っている昆虫専門店は他にはなく、標本の製作は、独自の加工する技術があります。
①虫ピンの金属部分が見えないようにする技術(ジオラマ標本では生きているように見せるため固定の金属が見えないようにしている)
②運送時に壊れないように、しっかり固定する三点止めの技術がある。
・標本を取り付ける流木は、近くの川などで採取して、更に市販の樹脂で出来たリアルな流木をカットして使用し、標本も足が木に踏ん張っている力強さを表現しています。
・標本を取り付ける土台は、緑の自然の雰囲気を醸し出すようにコケを貼付けたり、造花の花びらを付けたり、流木にも緑や茶のペイントしリアル感を出す工夫をしています。
ジオラマ標本は生きているかのように「今にも動き出すかの如く」見せるのがポイントです。
① 虫ピンを「くの字」に曲げ針の先に接着剤を付け、足の内側の見えにくい箇所に塗り足を接着する。
これにより接着箇所がわからないようになる。また生きているときの汚れをアルコールで拭き取り、
本来の光沢がでるようにクリーニングしている。
② 標本の足の部分に大きく空間を作り、6本の足を個々に軟化剤を塗り角度を付けてから爪先を木に
小さい穴を開け固定することで足が踏ん張っているように見せている。
また角度30度から45度付けることで自然な歩みを再現している。
③ 金属で固定する箇所は、木の内部に隠れて見えないように流木の突起を利用したり、
樹皮を貼り固定細部が見えないようにする工夫をしている。
また、三点止めにより運送時の振動でも壊れないよう、バランス良く固定している。
④ 土台には自然の雰囲気を醸し出すように人工芝を貼付けたり、造花の葉を付けたり、
流木を昆虫の足場として付けることで自然な雰囲気を醸し出している。
⑤ 標本は、軟化剤で柔らかくして整形しているため、その後の処理として標本の頭を指で押さえて固く動かなくなるまで乾燥させ固定する。
更に人工芝に挿入ポケットを設け板状の乾燥剤を入れ、湿気による型崩れを防止いている。
⑥ 軟化した柔らかい内はねを広げる際、爪や精密ドライバーで押すと内ばねが破け破損する。
また軟化剤の影響により、すべりやすく加工しづらい。そこで考案したのが、内ばねを押し上げるための専用オリジナル治具。
これを使うと内ばねの破損がなくスムーズに広げることが出来る。
飛翔の加工が終わり充分乾燥させ整形しても、その後の湿気により内ばねが元の位置に戻ろうとするため、型くずれをおこす。
その防止方法として、ネール用の下地透明マニキュアを内ばねの見えない裏側の羽脈の太い箇所に塗る。
これにより湿気を帯びても型くずれすることがない。また、マニキュアは酢酸エチルを含んでおり、防虫効果もある。
⑦ 製作完了後、酢酸エチルをお尻から注入して標本を逆さにして浸透させる。これには、標本を食べる害虫駆除や侵入を防ぐ効果がある。
標本は、しっかり保管管理・メンテナンスすれば次の世代まで受け継ぐことが可能であり、長期に渡り楽しむことが出来る。
・標本の製作については日々の技術ノウハウの蓄積を行っており、ジオラマ標本や飛翔(羽広げた標本)など難易度の高い知恵を活かした標本の加工技術がある。
自然の中で生きている。今にも動き出すかのような「躍動感のある」標本になる。
・ジオラマ標本は、「生きているかのように今にも動き出すが如くリアル感」をキャッチコピーに、自然の中で生きていたときの昆虫達の一瞬を形にしている。