ヒラタクワガタ♂67mma

思い出のクワガタをジオラマ標本に!!

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大型ヒラタクワガタをジオラマ標本にしてみました。

お店のお客様からジオラマ標本の製作依頼があり、繁忙期の夏も終わり少し時間が取れましたので早速作製に取り掛かりました。
お客さんが昨年に小学生の息子さんと一緒に採取した大型♂67mmのヒラタクワガタで片方の大アゴの先端が欠けた歴戦の勇者のようです、最近死んで保管していた標本です。
思い出深いクワガタのようですので、生きているようにジオラマ標本にして部屋の机の上に置いて飾っていただきます。

ヒラタクワガタ♂67mmc

❏自然の雰囲気を醸し出すように「今にも動き出すかのようなリアル感」製作しました。

ヒラタクワガタ♂67mmd

加工前の状態です、前足と中足の符節が欠損しています。

ヒラタクワガタ♂67mme

生きている時の汚れが付着しているので丁寧に取り去ります。

ヒラタクワガタ♂67mmf

流木の上に標本を乗せ固定する位置を決めます。足に軟化剤を塗ります。

流木にバイスで穴を開ける

固定する流木に1mm径のドリルで穴を開けます。

ヒラタクワガタ♂67mmg

標本のお尻の腹部に穴を開け虫ピンに水性ボンドを塗り流木に差込ます。

ヒラタクワガタ♂67mmh

標本左側の三本の足の爪部を水性ボンドでバランスよく固定します。

標本の右側の欠損の足を別の標本の足を水性ボンドで取付ます。

ヒラタクワガタ♂67mmb

右側も同じように足が踏ん張っているようにします。

ネブトクワガタ♂26大歯型

ヒラタクワガタと一緒に採取した大歯型ネブトクワガタも固定しました。

ネブトクワガタ♂26大歯型b

♂26mmのネブトクワガタですが大歯型だとかっこいいですね~

ノウハウ・技術を取り入れたジオラマ標本の製作方法

ノウハウ・技術を取り入れたジオラマ標本の製作方法

虫ピンを「くの字」に曲げ針の先に接着剤を付け、足の内側の見えにくい箇所に塗り足を接着する。これにより接着箇所がわからないようになる。また生きているときの汚れをアルコールで拭き取り、本来の光沢がでるようにクリーニングしている。

 標本の足の部分に大きく空間を作り、6本の足を個々に軟化剤を塗り角度を付けてから爪先を木に小さい穴を開け固定することで足が踏ん張っているように見せている。また角度30度から45度付けることで自然な歩みを再現している。

 金属で固定する箇所は、木の内部に隠れて見えないように流木の突起を利用したり、樹皮を貼り固定細部が見えないようにする工夫をしている。また、三点止めにより運送時の振動でも壊れないよう、バランス良く固定している。

 土台には自然の雰囲気を醸し出すように人工芝を貼付けたり、造花の葉を付けたり、流木を昆虫の足場として付けることで自然な雰囲気を醸し出している。

 標本は、軟化剤で柔らかくして整形しているため、その後の処理として標本の頭を指で押さえて固く動かなくなるまで乾燥させ固定する。更に人工芝に挿入ポケットを設け板状の乾燥剤を入れ、湿気による型崩れを防止いている。

 軟化した柔らかい内はねを広げる際、爪や精密ドライバーで押すと内ばねが破け破損する。また軟化剤の影響により、すべりやすく加工しづらい。そこで考案したのが、内ばねを押し上げるための専用オリジナル治具。これを使うと内ばねの破損がなくスムーズに広げることが出来る。

飛翔の加工が終わり充分乾燥させ整形しても、その後の湿気により内ばねが元の位置に戻ろうとするため、型くずれをおこす。その防止方法として、ネール用の下地透明マニキュアを内ばねの見えない裏側の羽脈の太い箇所に塗る。これにより湿気を帯びても型くずれすることがない。また、マニキュアは酢酸エチルを含んでおり、防虫効果もある。

 製作完了後、酢酸エチルをお尻から注入して標本を逆さにして浸透させる。これには、標本を食べる害虫駆除や侵入を防ぐ効果がある。

標本は、しっかり保管管理・メンテナンスすれば次の世代まで受け継ぐことが可能であり、長期に渡り楽しむことが出来る。

・標本の製作については日々の技術ノウハウの蓄積を行っており、ジオラマ標本や飛翔(羽広げた標本)など難易度の高い知恵を活かした標本の加工技術がある。

自然の中で生きている。今にも動き出すかのような「躍動感のある」標本になる。

・ジオラマ標本は、生きているかのように今にも動き出す、リアル感をキャッチコピーに、自然の中で生きていたときの昆虫達の一瞬を形にしている。

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