ジオラマ標本ロゴ

ジオラマ標本の製作の工夫・特徴

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昆虫イベント用のジオラマ標本は独自の技術で付加価値の高い工芸品的位置付けで製作しています。

昆虫イベント等へ出展及び販売の実績は創業時から経験を蓄積しており、展示に必要な昆虫イベントアイテムなどイベント会場へ集客するためのノウハウは豊富にあります。

ジオラマ標本商標登録証

★ ジオラマ標本 商標登録 令和3年6月24日登録証

今にも動き出すかのような自然の雰囲気を醸し出しているジオラマ標本このような商標は「結合商標」と呼ばれ、ロゴとテキストが結合され商標登録されています。

標本製作依頼の受付(ジオラマ標本)(29記事)| 楽天ブログ (rakuten.co.jp)

ジオラマ標本: オオクワ京都昆虫館 標本完成連絡 (asablo.jp)

標本製作依頼・お客様からの感謝のメッセージ2023年度


長年の標本製作ノウハウ・技術を取り入れたジオラマ標本

・ジオラマ標本の土台は独自に木工加工して作り上げたオリジナル品であり、プラスチック透明ケースも製造元から直接仕入れています。

透明ケースは土台にピッタリと取り付けられ勘合する構造になっています。

・昆虫イベントで生きているクワガタ、かぶとむしを展示すると昆虫ゼリーにコバエなどが飛んで来て、近くに飲食場があると衛生上良くありません。

またイベント開催中エサやりはもちろん、外国産のかぶとむしなどは温度管理がとても難しく開催中に死んでしまうリスクもあります。

しかし「生きているかのように今にも動き出すかのごとく」製作しているジオラマ標本は世話をする必要がありません。

そのような標本を取り扱っている昆虫専門店は他にはなく、標本の製作は、独自の加工する技術があります。

①虫ピンの金属部分が見えないようにする技術(ジオラマ標本では生きているように見せるため固定の金属が見えないようにしている)

②運送時に壊れないように、しっかり固定する三点止めの技術がある。

・標本を取り付ける流木は、近くの川などで採取して、更に市販の樹脂で出来たリアルな流木をカットして使用し、標本も足が木に踏ん張っている力強さを表現しています。

・標本を取り付ける土台は、緑の自然の雰囲気を醸し出すようにコケを貼付けたり、造花の花びらを付けたり、流木にも緑や茶のペイントしリアル感を出す工夫をしています。


ジオラマ標本は生きているかのように「今にも動き出すかの如く」見せるのがポイントです。

ノウハウ・技術を取り入れたジオラマ標本の製作方法

・画像の展開図から①~⑦の内容を詳しく説明しています。

虫ピンを「くの字」に曲げ針の先に接着剤を付け、足の内側の見えにくい箇所に塗り足を接着する。

これにより接着箇所がわからないようになる。また生きているときの汚れをアルコールで拭き取り、本来の光沢がでるようにクリーニングしている。

標本の足の部分に大きく空間を作る。

6本の足を個々に軟化剤を塗り角度を付けてから爪先を木に小さい穴を開け固定することで足が踏ん張っているように見せている。

小さい穴を開け固定することで足が踏ん張っているように見せている。

また角度30度から45度付けることで自然な歩みを再現している。

金属で固定する箇所は、木の内部に隠れて見えないように流木の突起を利用する。

樹皮を貼り固定細部が見えないようにする工夫をしている。

また、三点止めにより運送時の振動でも壊れないよう、バランス良く固定している。

土台には自然の雰囲気を醸し出すように人工芝を貼付ける。

造花の葉を付けたり、流木を昆虫の足場として付けることで自然な雰囲気を醸し出している。

標本は、軟化剤で柔らかくして整形している。

その後の処理として標本の頭を指で押さえて固く動かなくなるまで乾燥させ固定する。

更に人工芝に挿入ポケットを設け板状の乾燥剤を入れ、湿気による型崩れを防止いている。

軟化した柔らかい内はねを広げる際、爪や精密ドライバーで押すと内ばねが破け破損する。

また軟化剤の影響により、すべりやすく加工しづらい。そこで考案したのが、内ばねを押し上げるための専用オリジナル治具。

これを使うと内ばねの破損がなくスムーズに広げることが出来る。

飛翔の加工が終わり充分乾燥させ整形しても、その後の湿気により内ばねが元の位置に戻ろうとするため、型くずれをおこす。

その防止方法として、ネール用の下地透明マニキュアを内ばねの見えない裏側の羽脈の太い箇所に塗る。

これにより湿気を帯びても型くずれすることがない。また、マニキュアは酢酸エチルを含んでおり、防虫効果もある。

製作完了後、酢酸エチルをお尻から注入して標本を逆さにして浸透させる。

これには、標本を食べる害虫駆除や侵入を防ぐ効果がある。

標本は、しっかり保管管理・メンテナンスすれば次の世代まで受け継ぐことが可能であり、長期に渡り楽しむことが出来る。

まとめ

・標本の製作については日々の技術ノウハウの蓄積を行っており、ジオラマ標本や飛翔(羽広げた標本)など難易度の高い知恵を活かした標本の加工技術がある。

自然の中で生きている。今にも動き出すかのような「躍動感のある」標本になる。

・ジオラマ標本は、生きているかのように今にも動き出すが如くリアル感をキャッチコピーに、自然の中で生きていたときの昆虫達の一瞬を形にしている。


◎標本カテゴリページリンク

以下に標本に関するページを紹介します。興味のあるページありましたら是非、ご覧ください。

大阪インセクトフェア2024b

今年のインセクトフェアin大阪 2024は、たくさんのお客さんで大変賑わっていました。

昆虫イベントのレンタル用として、掘り出し物標本をインセクトフェアで仕入れてきました。
インセクトフェアの開催日は毎年日曜日でしたが、今年は3月20日(水曜)祝日、お店もお休みでもあり、じっくりと時間を掛けて標本を見定めて仕入れることが出来ました。

コノハムシ

昨年に引き続きインセクトフェアin大阪 2023へ行ってきました。

昨年に引き続き大阪で開催されるインセクフェアin大阪へ急遽行くことになりました。
今年はコロナも終息に向かっていることもあり、春から夏に掛けて昆虫イベントの問い合わせや依頼が各所から来ています。そこで、昆虫イベント展示用に貸し出す(レンタル)昆虫標本の数も大幅に不足することが決定的なので、不足分を補う必要があります。
そのため完成した出来上がりの昆虫標本を仕入れることを目的に今回インセクトフェアに行き仕入れることになりました。

DHヘラクレスオオカブト♂147.3mmパターンG-6

完成した標本を送るさいの当店の対応内容など判りやすく動画で説明しています。

お客様からパターンGの平面標本の製作依頼があり、完成したのでお送りしましたところ梱包を開けるところから当店の注意書きなど細かく紹介していただきました。

これから標本製作依頼される皆さんに当店の取り組みあ判りやすく参考になりますので、当店ブログに掲載することになりました

ヘラクレスオオカブト♂158mm,♀72mmペアのジオラマ標本d

重度に破損したお客様の大切なヘラクレスオオカブトの標本修復ついて

お客様が大切に最後まで飼育して死んでしまった珍しブルー個体、ヘラクレスオオカブト♂158mm,♀72mmのペアについてパターンDのジオラマ標本の製作依頼がありました。

届いた状態はとても悪く、かなり重度に破損して細かく分断しており、修復はジグソーパズルのようで難しく、元通りにするのは不可能と思いましたが、何とか全ての修復は完了しました。

ミンダナオアトラス♂96mmx

当店のお客様が希望する標本製作依頼について標本製作の流れについてステップ毎に紹介します。

お客様の標本製作に関する専門的な技術内容やお客様の質問や疑問に対して丁寧に対応しています。
それによりお客様も安心して標本製作依頼をすることが出来ます。

今回紹介する内容は、事例としてこれから標本製作依頼をするレベルの高い標本を希望する皆さんの参考になれば幸いです。

標本製作依からの流れを時系列に内容を紹介します。

タマムシ飛翔標本a

タマムシ飛翔標本の難易度が高い!!製作依頼がありました。

今回2回目のタマムシの飛翔標本製作依頼 ネットとお店のお客様からタマムシの飛翔標 […]

ヘラクレス♂140破損状態d

運送時に絶対破損しないための標本を固定した対策を実施します。

お客様へお送りした標本が大きく破損 標本の発送について、今まで壊れて到着したこと […]

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ネプチューンオオカブト飛翔標本の作製依頼

大型のネプチューンオオカブト飛翔標本の製作依頼がありました。

大型カブトムシの飛翔標本は迫力があり、造形物のようにキレイで精密です。 当店の常 […]

鈴虫とキリギリスのジオラマ標本

今まで製作したことが無かった、鈴虫のジオラマ標本の制作依頼がありました。

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