大型カブトムシの飛翔標本は迫力があり、造形物のようにキレイで精密です。
当店の常連のお客様からネプチューンオオカブト♂144mm
羽化して休眠期間からようやくエサを食べ始めたところ
ブリードすることも無く突然死んでしまったので標本にして欲しいと依頼がありました。
確かに新成虫は傷もなく黒色光沢のキレイな個体です。
死んで間もないため、未だ重たく、当店で預かり乾燥剤のケースにいれて、1か月以上完全乾燥させることにしました。
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[outline]目 次
❏ ネプチューンオオカブトの標本加工開始!
乾燥開始して1か月以上経過したので、標本加工ができるかどうか確認しました。
体が成熟する前に死んでいるので、1か月では十分乾燥していませんでした。
しかし、内羽が未だ柔軟性があるうちに広げることにしました。
❏ 飛翔標本の羽を広げる作業は慎重に!!
飛翔標本の作製ポイントはゆっくりと丁寧な作業をすることです。
工程ごとにひとつ一つを確実にクリアしながら進めて行きます。
❏ 飛翔標本の足と体をキレイの整えます。
内羽を広げたら、次のステップは足と体を左右が均等にキレイに見えるよう整えます。
今回のように未だ柔らかいうちに整えるのは簡単ですが
完全乾燥の場合、フセツや触覚がトレないように注意が必要です。
成形して整えたら羽を広げて更に2週間、強力乾燥剤で完全乾燥させます。
❏ まとめ
依頼した常連のお客様は来店のたびにネプチューンオオカブト飛翔標本の進捗状況が気になるようでした。
大変お待たせしましたが、完成まで1か月半以上掛かりました。
完成した飛翔標本を見て、お客様にとても感動していただきました。
私自身、今回の飛翔標本作製は思っていた以上に上手に製作することが出来ました。
飛翔標本の作製ポイントは完全乾燥させることです、これによりアイロンにかけたようにキレイな内羽が出来上がります。