ギラファ103mm 標本ラベルを貼りジオラマ標本の完成

アーチ型ケース+造形流木L04の組み合わせによるパターンDジオラマ標本の製作(01)

ジオラマ標本作製キットを活用したギラファノコギリクワガタ♂113.8mm製作方法の説明

今回のジオラマ標本製作方法の説明に登場するのは、迫力ある大型個体ギラファノコギリクワガタ♂113.8mmです。
アーチ型ケース+造形流木L4との組み合わせによるジオラマキットになります。

下記URL:YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=N3gkPo0178M



1.造形流木に接着剤を塗布する

①綿棒に合成ゴム系接着剤を多めに取り出します。

②造形流木に綿棒で固定する突起部に多めに塗り付けます。
★ポイント:接着力を高めるため5分ほど待ちます。

③死んで即展翅して形を整え、2~3週間ほど乾燥させます。
★ポイント:各関節が動く程度の乾燥度合いがベストです。カチカチに完全に乾燥している場合は、ぬるま湯で柔らかくして各関節が動く状態にしてください。


2. 造形流木に加工前標本を固定する

①造形流木の突起部に加工前標本の腹部を接着します。
★ポイント:10分ほど指で固定したままの状態で待ちます。

②更にクッション材を挟んで加工前標本が約30~45度の角度になるよう調整して1時間以上待ち接着固定します。
★ポイント:発泡スチロールをカットしてクッション材として使用してもOKです。

③加工前標本がしっりと固定したら、6本の足を虫ピンで造形流木にバランス良く成形して固定します。
★ポイント:各足の爪やフセツ部を水性ボンドを塗り動かにように固定します。
※水性ボンドは固まると透明になり塗った個所が目立たなくなります。


3. 加工前標本の乾燥を進める

①加工前標本の固定が完了したら、ケース内に乾燥剤を入れてフタをし、2週間ほど乾燥を進めます。
★ポイント:フタをするさい、加工前標本がケース内にキレイに収まる(特に高さ)ことを確認する。

②2週間経過したら乾燥剤や虫ピンを取り外して、ピンセットや指で軽く加工前標本を押さえて、しっかり固まっていることを確認してください。
★ポイント:乾燥によりカチカチになり、脆く壊れやすくなるので慎重に取り扱いしてください。

③最後にクッション材を外し、全体を見てポジションやレイアウトを確認する。


4. 標本ラベルを固定する

①標本ラベル下部に合成ゴム系接着剤塗布する。
★ポイント:接着剤を少なめに下部全体に塗る。

②標本ラベルをアーチ型ケースコーナー部に指で強く圧迫して接着させます。
★ポイント:標本ラベルはジオラマ標本に重なり見えなくならない個所を選んください。

③ギラファノコギリクワガタ♂103.8mmのジオラマ標本の完成です。


5.パターンDジオラマ標本の完成

〇アーチ型ケース+造形流木L4のジオラマキットを活用した、パターンDジオラマ標本が完成しました。各方向からの画像を撮影してジオラマ標本のリアル感をお楽しみください。


6.まとめ 追伸

合成ゴム系の接着剤を参考に画像を紹介します。
標本は湿気に弱くカビなど発生すると黒く汚くなり標本は劣化します。冬は加湿器のある部屋には置かないでください。
基本フタは閉めた状態を維持すれば造形流木が乾燥剤を兼ねますので乾燥剤は不要です。
外部から標本を食べる小さな害虫が侵入するとその幼虫により内部から食べられ穴だらけ標本はバラバラになります。衣類の防虫剤は長持ちするので1年1回交換してください。