ジオラマ標本作製キットを活用した、ヤマトカブトムシ♂77.2mm製作方法について説明します。
今回のジオラマ標本製作方法の説明に登場するのは、お馴染みのヤマトカブトムシ♂77.2mm、今にも動き出すかのようなパターンC ジオラマ標本で再現します。
※ジオラマ標本キットの組み合わせはフラットケース+造形流木M04になります。
下記URL:YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@Ookuwakyoto
目 次
〇ジオラマ標本の説明動画
1.パターンC ジオラマ標本の完成画像
〇フラットケース+造形流木M-04のジオラマキットを活用した、パターンC ジオラマ標本が完成しました。各方向からの画像を撮影したジオラマ標本のリアル感をお楽しみください。
2.仮置きによる配置レイアウトの確認
①造形流木M04の突起部にバランス良く配置出来るように事前にレイアウト確認を行います。
②カブトムシの6本の足を開いて配置のさい足が邪魔にならないようにします。
③突起部にカブトムシの腹部を当てバランスを確認しながら仮配置します。
★ポイント:死んで即展翅して形を整え、2~3週間ほど乾燥させます。
各関節が動く程度の乾燥度合いがベストです。カチカチに完全に乾燥している場合は、ぬるま湯で柔らかくして各関節が動く状態にしてください。
3.造形流木に接着固定
①綿棒に合成ゴム系接着剤を多めに取り出します。
②造形流木に綿棒で固定する突起部に多めに塗り付け接合力を増すよう5分待ちます。
③カブトムシの腹部の位置に接着剤が付くように固定します。造形流木に固定させるため10分ほど指で挟んで固定を促します。
④固定を安定させるためクッション材で30度から40度の角度を取ります。
⑤固定して造形流木に1時間ほど待ち、しっかり固定できていることを確認します。
⑥フタをして、カブトムシがケース内にキレイに収まる(特に高さ重要)ことを確認します。
4. 虫ピンで足を展翅成形+造形流木に接着
①各6本の足を虫ピンで展翅成形しながら位置決めして固定します。
②固定した足の爪先やフセツ部を水性ボンドで接着固定します。
③6本の足を順番に水性ボンドを塗り接着を進めます。
④15分ほどで水性ボンドは透明に固まり、接着場所が目立たなくなります。
⑤水性ボンドが乾いて透明になったら、虫ピンをすべて取り除きます。
⑥乾燥剤を入れフタをして1-2週間ほど乾燥を進めます。
5. 標本ラベルを貼り付けジオラマ標本完成
①乾燥が完了したら、カブトムシの背中を指で軽く押し、しっかり固定していることを確認します。
②標本ラベルに接着剤を塗り、標本が隠れない位置に固定します。
③フタをして、パターンCのジオラマ標本の完成です。
6. まとめ
合成ゴム系の接着剤を参考に画像を紹介します。
標本は湿気に弱くカビなど発生すると黒く汚くなり標本は劣化します。冬は加湿器のある部屋には置かないでください。
基本フタは閉めた状態を維持すれば造形流木が乾燥剤を兼ねますので乾燥剤は不要です。
外部から標本を食べる小さな害虫が侵入するとその幼虫により内部から食べられ穴だらけ標本はバラバラになります。衣類の防虫剤は長持ちするので1年1回交換してください。