トクノシマノコギリクワガタオス69mm

キューブ型ケース+造形流木S-03の組み合わせによるパターンCジオラマ標本(02)

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ジオラマ標本作製キットを活用した、トクノシマノコギリクワガタ♂69.2mm製作方法について説明します。

今回のジオラマ標本製作方法の説明に登場するのは、中型サイズのトクノシマノコギリクワガタです。今にも動き出すかのような、驚くほどリアルなパターンB ジオラマ標本で再現します。
※ジオラマ標本キットの組み合わせはキューブケース+造形流木 S-03になります。

下記URL:YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@Ookuwakyoto


〇ジオラマ標本の説明動画


1.パターンB ジオラマ標本の完成画像

〇フラットケース+造形流木M-04のジオラマキットを活用したパターンB ジオラマ標本が完成しました。生きているかのように!! 今にも動き出すかのようなリアル感!!


2.加工前標本の関節を緩め形を整える

①死んで即、展翅して2-3週間ほど乾燥剤を入れて乾燥を進めます。

②各関節が動く程度の乾燥度合いがベストです。カチカチに完全に乾燥している場合は、ぬるま湯で柔らかくして各関節が動く状態にします。

③ピンセットや指を使いゆっくりと標本が壊れないように慎重に、各関節を動かし関節を緩めて形を整えて行きます。


3.仮置きによる配置レイアウトの確認

①造形流木S-03の突起部にバランス良く配置出来るように事前にレイアウトの確認を行います。

②ノコギリクワガタ6本の足を開いて配置のさい足が邪魔にならないようにします。

③突起部にノコギリクワガタの腹部を当て全体のバランスを確認しながら仮配置します。


4.造形流木に接着固定

①造形流木S-03の突起部に固定します。

②綿棒に合成ゴム系接着剤を多めに取り出します。

③造形流木に綿棒で固定する突起部に多めに塗り付け接合力を増すよう5分待ちます。

④ノコギリクワガタの腹部の位置に接着部が付くように固定します。

⑤造形流木に固定させるため10分ほど指で角と背中を挟んで強く押し固定を促します。

⑥固定して造形流木に1時間ほど放置して待ち、しっかり固定できていることを確認します。


5. 虫ピンで足を展翅成形+造形流木に接着

①しっかりと強く固定していることを確認します。

②各6本の足をピンセットや指で展翅成形しながら位置決めして固定します。

③虫ピンを使い6本の足を順番に固定して行きます。

④固定した足の爪先やフセツ部を水性ボンドを塗り接着固定します。

⑤水性ボンド固まったら虫ピンを全て取り除きます。

⑥15分ほどで水性ボンドは透明に固まり、接着場所が目立たなくなります。
※乾燥剤をケース内に入れフタをして1-2週間乾燥を進めます。


6. 標本ラベルを貼り付けジオラマ標本完成

①標本ラベルの底面に接着剤を塗ります。

②標本ラベルは、標本が隠れない位置に固定します。

③フタをして、パターンBのジオラマ標本の完成です。


7. まとめ

合成ゴム系の接着剤を参考に画像を紹介します。
標本は湿気に弱くカビなど発生すると黒く汚くなり標本は劣化します。冬は加湿器のある部屋には置かないでください。
基本フタは閉めた状態を維持すれば造形流木が乾燥剤を兼ねますので乾燥剤は不要です。
外部から標本を食べる小さな害虫が侵入するとその幼虫により内部から食べられ穴だらけ標本はバラバラになります。衣類の防虫剤は長持ちするので1年1回交換してください。

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