鈴虫やキリギリスなどにクワガタ、カブトムシを含めた大掛かりなジオラマ標本の制作依頼
長野県のお客様からジオラマ標本の制作依頼がありました。
お客様にとって大切に飼っていた家族同然のように癒してくれた虫たちです。
ミヤマクワオス2、メス1、カブトメス1、キリギリス1、スズムシ4匹、わざわざ当店まで足を運んで持ってきていただきました。
今まで外骨格の柔らかい、バッタ系の鈴虫やキリギリスのジオラマ標本の制作は初めて経験です。
早速ジオラマ標本の制作に取り掛かりました。
▶当店のグーペサイトでも情報発信を進めています⇒こちらから!!
[outline]目 次
- ❏ ミヤマクワガタ3匹をジオラマ標本に!
- ❏ カブトムシメス1匹をジオラマ標本に!
- ❏ バラバラのキリギリスは加工が大変でした!
- ❏ 鈴虫は柔らかくジオラマ標本に不向きです!
- ❏ 賑やかなジオラマ標本が完成しました!
- ❏ お客様からの感謝のメッセージ
- ❏ まとめ
- ◎標本カテゴリページリンク
- ジオラマ標本キットを活用して、自らジオラマ標本を作製しよう!!
- オオクワ京都昆虫館のYouTubeチャンネルを公開しました。
- 今年のインセクトフェアin大阪 2024は、たくさんのお客さんで大変賑わっていました。
- 昨年に引き続きインセクトフェアin大阪 2023へ行ってきました。
- 完成した標本を送るさいの当店の対応内容など判りやすく動画で説明しています。
- 重度に破損したお客様の大切なヘラクレスオオカブトの標本修復ついて
❏ ミヤマクワガタ3匹をジオラマ標本に!
ミヤマクワガタオスは大型でサイズが74mmもあります。
しかし後ろ足が欠損していたので、当店で保管していたバラバラの70mmオスから移植しました。
足を移植したことにより、五体満足な元気に見えるミヤマクワガタになったようです。
❏ カブトムシメス1匹をジオラマ標本に!
カブトムシのメスは上羽はキズだらけでしたがフセツの取れなどなく。
しっかりとしていて、加工しやすい標本でした。
イメージ的には木と地面の間に潜んでいたカブトムシのメスがエサを求めち上がって来る様子を再現しました。
❏ バラバラのキリギリスは加工が大変でした!
今回のジオラマ標本作製で大変だったのがほぼバラバラの脆いキリギリスの修復してジオラマ標本作製することでした。
キリギリスの足を1つ1つを標本用コーティング剤で固めながら作業を進めました。
❏ 鈴虫は柔らかくジオラマ標本に不向きです!
今回の投稿のタイトルにある、鈴虫のジオラマ標本への加工は思った以上に難しく、大変でした。
とても脆いということが最大の難点であり、4匹の内、オス1、メス3を慎重にジオラマ標本へ加工しました。
小さいので指で取ることも出来ないので全て精密ピンセット使いました。
固定は標本用コーティング剤が全ての固定に欠かせないほど重宝しました。
❏ 賑やかなジオラマ標本が完成しました!
合計9匹が一つのミドルタイプの標本展示用ケースに納まりました。
夏の一時を再現できて私も制作するのが楽しく作業出来ました。
鈴虫やキリギリスが今にも鳴き出しそうな雰囲気を醸し出すことが出来て製作者としても満足です。
❏ お客様からの感謝のメッセージ
素晴らしいジオラマ標本、ありがとうございます。
家族同様に癒してくれた子どもたちを、残すことができて良かったです。
一夏の家族たちが蘇りました。
❏ まとめ
今年はネットからの標本製作依頼をを受付ていますが、色んな出会いがありました。
親子で育てたクワガタ、カブトムシの思い出を標本に残したい方。
貴重な種類や大型サイズの外国産クワガタ、カブトムシを記念に標本にして残したい方。
一つ一つ物語がありますね~
▶詳しくは「標本製作依頼」⇒こちらまで!!
◎標本カテゴリページリンク
ジオラマ標本キットを活用して、自らジオラマ標本を作製しよう!!
皆さんが自ら、ジオラマ標本を製作出来るように、開発された、当店オリジナルのジオラマ標本キットを紹介します。
ジオラマ標本キット12種類については、展示ケース型と造形流木の組み合わせについて判りやすく詳細を説明します。
当店のキャッチコピー「ジオラマ標本キットを、活用することにより、皆さんが大切に育てた、思い出のクワガタ、カブトムシの標本を、生き生きとした、リアルな展示品として、自ら製作することが出来ます。」
オオクワ京都昆虫館のYouTubeチャンネルを公開しました。
お客様からジオラマ標本を自ら作りたいという、要望にお応えするため、現在当店ですすめているのが、ジオラマ標本製作キットの販売です。
その前段階として、製作手順や方法を説明した動画を公開しました。
今年のインセクトフェアin大阪 2024は、たくさんのお客さんで大変賑わっていました。
昆虫イベントのレンタル用として、掘り出し物標本をインセクトフェアで仕入れてきました。
インセクトフェアの開催日は毎年日曜日でしたが、今年は3月20日(水曜)祝日、お店もお休みでもあり、じっくりと時間を掛けて標本を見定めて仕入れることが出来ました。
昨年に引き続きインセクトフェアin大阪 2023へ行ってきました。
昨年に引き続き大阪で開催されるインセクフェアin大阪へ急遽行くことになりました。
今年はコロナも終息に向かっていることもあり、春から夏に掛けて昆虫イベントの問い合わせや依頼が各所から来ています。そこで、昆虫イベント展示用に貸し出す(レンタル)昆虫標本の数も大幅に不足することが決定的なので、不足分を補う必要があります。
そのため完成した出来上がりの昆虫標本を仕入れることを目的に今回インセクトフェアに行き仕入れることになりました。
完成した標本を送るさいの当店の対応内容など判りやすく動画で説明しています。
お客様からパターンGの平面標本の製作依頼があり、完成したのでお送りしましたところ梱包を開けるところから当店の注意書きなど細かく紹介していただきました。
これから標本製作依頼される皆さんに当店の取り組みあ判りやすく参考になりますので、当店ブログに掲載することになりました
重度に破損したお客様の大切なヘラクレスオオカブトの標本修復ついて
お客様が大切に最後まで飼育して死んでしまった珍しブルー個体、ヘラクレスオオカブト♂158mm,♀72mmのペアについてパターンDのジオラマ標本の製作依頼がありました。
届いた状態はとても悪く、かなり重度に破損して細かく分断しており、修復はジグソーパズルのようで難しく、元通りにするのは不可能と思いましたが、何とか全ての修復は完了しました。